出会い系詐欺の手口

一昔前の出会い系詐欺は、一般的に「出会い系サイト」と呼ばれる不特定多数の男女の交流サイトの利用に起因した詐欺行為が中心で、特定の異性に会う ために料金が必要、会員登録に料金が必要、といった手口が多かったのですが、昨今ではその詐欺の手口も巧妙化しつつあり、知らない間に本会員登録されてい て利用料金を請求されたり、サクラと呼ばれる工作員を使い、異性と出会える期待感を持たせたうえで、何度も現金を振込ませるといった悪質なものも増えてき ております。「追加で○○円振込めば連絡先を交換できる」などというのは典型的な詐欺シナリオであり、出会い系サイトに限らず昨今の婚活ブームに便乗し て、同様な手口で結婚詐欺などでも同じ手口が横行しております。パチンコや競馬など射幸心を煽るのと同様に、「あなたに会いたがっている女性(男性)がい る」などと持ちかけ、大いに期待感を持たせるのが特徴で、一度お金を投じてしまうと「せっかく支払ったお金が無駄になってしまう」という心理が働き、ズル ズルと何度もお金騙し取られてしまう傾向にあります。パチンコでも「あと○円投じれば大当たりして、これまでの負け分を取り戻せる」などという根拠のない 期待感と同様に人の心を支配してしまうため、最後の最後まで詐欺被害に遭ったと気が付かない方も多いのが実情です。

 

fraud001もちろん、全うに「出会い系サイト」を運営している会社もありますので、一概にこうしたサイト全てが詐欺行為の温床になっているとは言い切れない部 分はありますが、男性にせよ女性にせよ、概ね「あなたに興味がある」「裕福な家庭でお金がある」「多額遺産を相続した」などと甘い言葉で持ちかけてくるよ うな場合や、すぐに金銭の授受の話になるような場合の多くが詐欺サイトだと認識した方が良いでしょう。もちろん、詐欺被害に遭わないためにもそうしたサイ トに会員登録などをしないのが一番ですが、「出会い系サイト」に登録したつもりはなかったが気が付いたら登録されていた、などの被害も多く報告されており ますので、安易にEメールなどで無作為に送られてくるURLなどはクリックしないことが大切です。足許ではスマートフォンなどの普及で、「出会い系サイ ト」への誘導方法も非常に巧妙化しつつあります。友人や知人を偽装したEメールやLINEなどのSNS、会員登録無料などと謳っておきながら、無料期間が 経過すると勝手に本登録されてしまうサイトなど、様々な手口で「出会い系詐欺サイト」へ誘導しようとしてきますので、今一度送られてくるメールやメッセー ジの信憑性を疑う必要性があります。

 

なお、平成15年に出会い系サイトを規制するインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律(俗に言う「出会い系サ イト規制法」)が制定されましたが、出会い系サイトを介した詐欺被害がさらに拡大したことから、平成20年12月1日より規制強化を軸とした改正法が施行 されています。この法律は特に未成年者(18歳未満)の援助交際などの児童買春を抑止するのが目的であり、こうした出会い系サイトに18歳未満の学生等が 登録されていること自体が違法となりますので、そうしたサイトやメール等での誘いなどは詐欺の可能性が非常に高いと言えます。特に男性が性的欲求を満たす 目的でこうした詐欺に遭うことが多く、児童買春という違法行為を自覚しているがゆえに誰にも相談できず、ズルズルとお金を騙し取られてしまうケースが多発 しております。出会い系サイトの多くがポイント購入制(デポジット制)となっており、相手方の連絡先を得たり、メールでやり取りするためにポイントが必 要、などと称し現金でポイントを購入させるような仕組みとなっており、詐欺だと気がつきにくいシステムが構築されています。巧妙な手口に乗せられないよ う、安易に現金を渡したり、振込んだりしないようにしなければなりません。

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